試合を完成品とするならば、練習はパーツになります。そのパーツの中でも、細かくて小さな部分に焦点を絞って練習に取り組んでいます。
ボールをキャッチできて、リングに向かえれば良い…訳ではなく。1on1からパスがさばければ良い訳でもなく。『なぜ』その選択をしたのか。また、その選択ができなくなってしまった理由は何か。きちんと考えずに、いつでも、どこでも、どんな時でも…同じプレイを選択していたとするならば、きっと将来的に伸び悩むことでしょう。
偶然起きたナイス プレイに、再現性はありません。そのプレイが『なぜ』起きたのか、『どうやれば』起きるのかが分かっていないからです。
分からない人たちは、なんとなく、がむしゃらにリングを目指しているだけです。一生懸命頑張っていることは、素晴らしいかもしれません。
でも、中学校は2年3ヶ月しかありません。一生懸命頑張るにも、頑張り方があることを学ばなければいけません。
現在は自分たちでペアと話合ったり、対戦相手にアドバイスをしたりしています。自分の考えをみんなに発信する人が、固定されてきたように感じます。
自分の意見を伝えて、相手の意見や考えを求めることで…今よりもさらに上の自分の考えが生まれているようです。